学校の「図書館の人」のひとりごと

「学校の図書館を担当している」と言っても、司書ではない。あくまで校内の仕事の一つとして図書館を担当している職員のひとりごと。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「エミリーへの手紙」


**

「エミリーへの手紙」
キャムロン=ライト(著)
小田島 則子、小田島 恒志(訳)
日本放送出版協会
現在までの貸し出し回数:3

この本は生徒のリクエストで入荷しました。
恥ずかしながら、それまでどんな本か全然知らなかったんだなあ。

読み始めた時は、てっきり高齢者の認知症がテーマかと思ってました。
そしたら、認知症ではなく、家族愛がテーマの本でした。
亡くなった祖父が孫娘エミリーへ宛てた手紙の謎を解いていきつつ、家族が再生するってな感じかな。
読み始めたら止まらなくなる暖かい本でした。
(ホントに)

生徒の方が、へなちょこ学校図書館担当者より、良い本を知っているよなあ。
そんなことを改めて感じさせられた1冊でした。

ブログランキングに参加しています。応援してくれる方は、下のバナーをクリックして下さいね!




スポンサーサイト

テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

生徒に働いてもらう

先日のブログで書いた「周囲の職員に学校図書館を理解してもらわないと」ということで、
僕が行っている工夫についてぼちぼち書いていきます。
今回は、職員だけでなく、「生徒に学校図書館を理解してもらわないと」という視点も交えて。

図書館を運営する生徒についてです。
大きい学校の場合、生徒会の外局(部活みたいなもんだ)といて「図書局」が存在し、その他に各クラスから選ばれた「図書委員」が合同で図書館の管理(カウンター業務や本の整理等)を行うというスタイルが多いようです。。
でも、僕の勤務する学校のような小さいところは、「図書局」などあるわけもなく各クラスから2名選出された「図書委員」で運営しています。

「図書局」の場合、部活みたいな扱いなので、図書館の業務を「やりたい」生徒が集まります。
「図書委員」の場合、クラスから強制的に選出されるので、図書館の業務を「やらされている」生徒が集まりやすいです。
(もちろん、好んで図書委員になる生徒もいるけど)

まあ、やりたいにせよ、やらされているにせよ、図書委員になってしまった以上は、図書館の業務をやってもらいます。
(「やらされている」という意識の図書委員を動かすのは、しんどいのも事実なんだけど。)

小規模な学校図書館のため、正直言うと、生徒の手を借りなくとも、担当者の僕だけで運営可能なのですが、やっぱ生徒にやってもらうことに意味があります。
実際、運営のために生徒を動かす方が、僕の労力は増えるのですが。

僕が教員であるために、「生徒の自治能力を育てる」という教育的観点も少しはあるんですが(「少し」ね)。
実際のところ、集客力のある学校図書館づくりには、生徒自身の運営は欠かせないと思っています。
些細なことですが、図書委員がカウンター業務をやっているだけで、その友人たちが図書館に訪れる。
図書委員が新入荷の本のことをクラスでの雑談の際に話題にする。
そんなことが、じわりじわりと集客効果を高めていくわけです。

あと、カウンター業務の当番を忘れ、所定の時刻までに図書館に来ない図書委員については、校内放送で呼び出しています。
図書委員は「先生、カッコ悪いから放送で呼び出すのやめて。」と言いますが、「それなら決めれた時刻までに来れば良いんだわ。」と返しています。。
校内放送で図書委員を呼び出すことにより、全校生徒に「あ、図書館開放されているんだ。」と、・・・思わせる。
(以前は、開放されていないことが多かったのよ。ここ参照。
他の職員に「あ、図書館開放されて、図書委員も活動しているんだ。学校図書館担当者(=僕)がんばっているなあ。」と、・・・思わせる。

せこい手だな・・・。

ブログランキング参加中!応援してくれる方は、下のバナーをクリックして下さいね!



テーマ:図書館 - ジャンル:本・雑誌

「野ブタ。をプロデュース」


**


白岩 玄(著)
河出書房新社
現在までの貸し出し回数:5

貸し出し回数から分かる通り、生徒に大変人気のある本です。
(我が校は小規模校なので5回という貸し出し回数でも「大人気」と言えるのだ)

もともとは、芥川賞の候補になったので、入荷した本でした。

その後、TVドラマ化が決定。
主演が亀梨和也(KAT-TUN)、山下智久(NEWS)というジャニーズコンビ。
そんで主題歌が二人が歌う「青春アミーゴ」も大ヒット。
というわけで、生徒が読みたくないわけがないって本になっちゃいました。

ストーリーは、イケテナイ高校生の信太(ノブタ)を、主人公のイケテル高校生の修二が、クラスの人気者へのプロデュースを開始していくって話です。
TVドラマでは主人公の親友役も主役扱いだし、なにしろノブタが女の子ってところが原作と大きく異なるようです。

で、本としては、まあ、確かに面白いです。
すぐに読めてしまうし。
でも、正直、僕にとってオススメの本かと言えば・・・。
(こればっかりは、好みの問題だからねえ)

オススメ商品では無くても、客(生徒)が好きそうな商品(本)を入荷すれば集客できる!
まあ、入荷した時は「オススメであるか否か」というより、「芥川賞候補だったから」という理由で入荷したわけだし・・・。

いやあ、実際面白いですよ。
ホントに。

ブログランキングに参加しています。応援してくれる方は、下のバナーをクリックして下さいね!



テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

教育職の学校図書館担当者として

もうちょっと自己紹介しておきます。

僕は事務職や行政職ではなく、教育職(つまり教員)として学校図書館を担当しています。
専任の司書ではなく、あくまで学校の職務(学校内ではみなで分かち合う仕事みたいな意味で「分掌」と言う)の中の一つの仕事として学校図書館を担当しているのです。
つまり、その他の仕事として、授業、生徒指導、部活、分掌業務、PTA等があるわけです。

先日、僕と同じように学校図書館を担当されている方(事務職)で、専任の学校図書館担当者(学校図書館司書)として配置されている方のブログを拝見する機会がありました。
そのブログの中には、学校批判、教員批判めいたことも書いてありました(涙)。
ちょっと悲しくなりました。

教員とは異なった立場で学校に勤めておられるので、そのような考えを持たれるのも分かります。

今の学校には矛盾がいっぱいあります。
無意味に厳しい校則、結論の無い会議、生徒のためになっているかどうか分からない生徒指導。
学校現場にいる僕も十分それを感じています。

でも、学校内の問題は、文句を言うだけではなく、自分で進んで解決していかねばならないのではないかなって思うのです。
(教育職であるから、なおのことそう思うのかもしれません)
もちろん、自分一人ではうまくいかないので、同僚の力を借りねばなりません。
そのためには、まず自分が周囲から信頼される仕事をしないことには、人は追いてきてくれないと思うのです。
文句を言うのは簡単です(僕も言います)。
しかし、仕事上の文句は「ただの愚痴」ではなく、「建設的な意見」でありたいと僕は思います。
(ここに書いてあること自体が「ただの愚痴」なのだけど)

「良い学校図書館」を作るためには、担当者が「良い学校職員」である必要があると僕は思うのです。
学校図書館だけを見るのではなく、学校全体を見ていかないとなあと思うのです。
(今回の文章全然面白くないな・・・)

ブログランキングに参加しています。応援してくれる方は、下のバナーをクリックして下さいね!




テーマ:図書館 - ジャンル:本・雑誌

「私の牛がハンバーガーになるまで―牛肉と食文化をめぐる、ある真実の物語」


**

「私の牛がハンバーガーになるまで―牛肉と食文化をめぐる、ある真実の物語」
ピーター・ローベンハイム(著)
石井 礼子(訳)
日本教文社
現在までの貸し出し回数:0

残念ながら生徒への貸し出し回数は、まだ1回もありません。
生徒たちもタイトルに惹かれ、手にとってみるのですが、内容をパラパラとめくり、その読み応えの大きさに躊躇してしまうようです。
実際、読み応えあります(笑)。
でも、「読書した甲斐があった」と思わさせられる1冊です。

筆者はベジタリアン、かつある宗教に対して信仰心のある方なのですが、この本においてはそれは問題になりません。
この本は菜食主義や神様バンザイの本ではありませんし、肉食や無宗教に対して疑問を呈する本でもないです。
ただ、生まれた牛がハンバーガーになるまでの過程を、じっくりと追い続けた本です。
(むしろ、正確に物事を伝えたいことと、正直な気持ちを書きたいために、ベジタリアンであることと信仰心があることをあえて呈示しているという真摯な姿勢を感じます)

ドキュメンタリーですが、筆者を主人公にした物語のように話は流れていきます。
筆者は、牛がハンバーガーになるための過程をじっくり取材するために自分で子牛を2頭買い、肥育農家で育てることにチャレンジします。その過程で色んな事が起きたり、筆者が思い悩んだりするのです。確かに育てた牛を殺すのはなあ・・・。
とにかく、「この先、牛たちはどうなるの?」って気になってしまい、どんどん読んでしまいます。
確かに内容的にもボリュームのある一冊なのですが、読み始めると止まらなくなるので、生徒にもためらわずにまずは読み始めてもらいたいと思っている本です。

普段スーパーで買う肉や魚はどこからやってくるのでしょう?
「それは、肉用の牧場や港からだ。」とまで答えることは私も出来ます。
でも、それ以上の具体的イメージが沸かないんですよね。
実際に、家畜を育てる作業、殺す作業、加工する作業って全然分かりません。
まあ、それぐらいまでなら、私より想像力や知識のある方であれば、「ソレぐらい考えれば分かるでしょ。」って話かもしれません。
では、雄の乳牛は生まれた後、どこへ行くのでしょう?
これは正直、考えたこともない話でした。
この本はアメリカの話なので、そのまま日本に置き換えることは出来ないと思います。
しかしながら、アメリカが舞台だったとしても、
普段に何気なく口にしている「肉や魚、野菜等、生きる者たち」、それらを「私たちの食卓にまで送り届けてくれる人たち」へ深い感謝の気持ちを抱かせてくれる本です。

本当にオススメです。
生徒にも読んでもらいたいなあ。

ブログランキングに参加しています。応援してくれる方は、下のバナーをクリックして下さいね!



テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

授業や生徒指導、分掌業務等、他の仕事もガツガツやるべし!

先日のブログで書いた「周囲の職員に学校図書館を理解してもらわないと」ということで、
僕が行っている工夫についてぼちぼち書いていきます。

まず、僕の職務についてもうちょっと詳細に述べないといけないかな。
僕は事務職や行政職ではなく、教育職(つまり教員)として学校図書館を担当しています。
専任の司書ではなく、あくまで学校の職務(学校内ではみなで分かち合う仕事みたいな意味で「分掌」と言う)の中の一つの仕事として学校図書館を担当しているのです。
つまり、その他の仕事として、授業、生徒指導、部活、分掌業務、PTA等があるわけです。

実は、このブログもそこに重点を置いて作っていきたいと思っています。
事務職や行政職が専任で学校図書館を担当しているのではなく、教育職があくまで一つの仕事として図書館を担当しているってことにポイントをおきたいのです。
(我ながら偉そうだな)
「あくまで一つの仕事」と言ったって、その仕事が好きなんですけどね。

ちょっと話がそれましたので、話を元に戻します。
まずは、学校図書館の担当者の仕事ぶりが周囲に認めてもらえないことには、学校図書館も認めてもらえないのではないかと僕は感じています。
よって、僕は極力、学校図書館以外の仕事もがっつりやるようにしています。
(そっちの方がメインの業務だから当たり前か・・・)
自分の担当外の業務でも積極的に手を出し(口は出すと嫌がられるが(笑))ていき、会議等でもドンドン建設的に発言するよう意識(実際に出来ているわけではないけど)しています。
そんで初めて自分の仕事が認められ、学校図書館が認められてくるんですよね。

結構しんどいな・・・。

ブログランキングに参加しています。応援してくれる方は下のバナーをクリック!


テーマ:図書館 - ジャンル:本・雑誌

「四日間の奇蹟」


**

「四日間の奇蹟」
浅倉卓弥 (著)
宝島社
現在までの貸し出し回数:2

この小説は面白い!
最近、離婚して話題となってしまった吉岡秀隆が主演で映画化もされています。
第1回「このミステリーがすごい!」大賞・大賞金賞受賞作です。
また別の機会に触れようと思うのですが、「このミステリーがすごい!」で受賞する作品は本当に面白いのが多いですね。
ただ、この作品はミステリーというより、ちょっとSFチックなファンタジーかな。
「脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事」ということなのですが、この不思議な出来事についてここで書いちゃうと、読むときの面白さが半減(つーか、それ以上)になっちゃうので詳しくは書きません。
結構、読むのに時間がかかる小説ですが、読み始めると止まらなくなるのは間違いないです。
生徒も夢中で読んでました。

ブログランキングに参加しています。応援してくれる方は下のバナーをクリック!





テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

学校図書館って会議室?

学校図書館の担当者の多く(専任の司書でも無い限り)は、図書館についての素人であるのではないでしょうか?
また、専任の司書である場合、図書館についてはプロかもしれないが、生徒指導等については素人であるのではないでしょうか?

学校図書館の担当って、「国語の教員だから」、「分掌が教務だから」(学校の専門用語だけど分からなくても良い)、「女性だから」(差別的だよなあ)、「暇そうだから」(笑)等の理由で、図書館担当に「させられてしまった」という場合が少なくないと思います。
結果として、担当者当人もモチベーションを高くすることも出来ず、なんとなく図書館を運営しており、他の職員からも大して重要な仕事だと思われていない・・・。
そして、学校図書館自体も他の職員から軽く見られ、会議や物置に活用されている・・・。
なんてことも多いと思います。

結局、周囲の職員に学校図書館を理解してもらわないと、いつまでたっても図書館が会議に使われたり、自分の仕事が軽く見られるようになってしまう。
じゃあ、理解してもらうためにはどうしたら良いのか?

今後、僕が周囲の理解を得るために工夫している点についてもボチボチ書いていきますね。

テーマ:図書館 - ジャンル:本・雑誌

「ダーリンは外国人」


**

「ダーリンは外国人」
小栗 左多里(著)
メディア・ファクトリー
現在までの貸し出し回数:4

少ない貸出回数ではあるが、こんな回数でも小規模校の我が図書館としては多い方なのです。
この本の場合、マンガなのですぐに読めちゃうこともあり、
実際には貸りないで、昼休みに図書館で読んで済ませてしまう子もいます。

楽しく簡単に読めて、「違う文化や生活習慣を持つ人との共生」なんてことは考えなくとも、
そんな考え自然と身に入ってくる本だと思います。

「マンガは図書館に置かない」という考えもありますが、
(僕はマンガも置いてもいいじゃんって思っています)
この本は良書だと思うし、実際、生徒にも人気があります。
オススメです。

テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

図書館でのカウンセリング


図書館に来る生徒ってのはおとなしいタイプが多いと思うのが普通だと思
います。
実際、その通りなんだけど(笑)。

ただ、昨年、僕が赴任した当初の状況は違っていました。

それまでは、前任者(彼も僕と同様に図書館だけが仕事ではない)が忙しかったこともあり、場末の飲み屋のように、開店していたり閉店していたりと、
いつも昼休みや放課後に開館していたわけではなかったそうです。
当然、そうなれば固定客はつかないよねえ。

そこで、まずはきちんと毎日しっかり開店して営業することから始めてみました。

で、当時最初に図書館に訪れていた客(=生徒)は、どんな子たちかと言うと、
なんとアベック(死語)だったのです。
(もちろんカップルの中に「おとなしいタイプ」の子もいるけど)

昼休みの校内の喧噪を離れ、静かな、そして人が少ない(涙)図書館で過ごす。
ある意味、恋人たちにはうってつけの場所だったのね。
カップルがイチャイチャするにしても、お客さんが来てくれるだけで、店主(=担当者)の僕は嬉しかったけど。

しかし、そんな状況も、毎日開館していくうちに変化していきました。
図書館がきちんと開館していることに気づいた本好きの生徒たちが図書館に訪れるようになってきたのです。
で、そういった子たちは確かに「おとなしいタイプ」の子たちが多い。
その子たちが増えてくると、恋人たちは愛を語らう場所を他に求めていき、図書館からは消えてしまいました。

さて、じゃあ現在は昼休みや放課後は本好きな「おとなしいタイプ」の子たちばかりが集まっているかと言うと、それだけではないんですよね。

学校にはクラスに居場所が無い、あるいは居心地が悪いと感じている生徒が少なからずいる。
そういった子たちは、昼休み等は教室の隅っこで黙って過ごすか、保健室や職員室等、別の場所に移動するわけです。

で、その昼休みの移動先の一つに図書館があるんです。

僕は昼休みはずっと図書館に常駐しているのだが、その時におこなっていることと言えば、
カウンター業務(生徒の図書委員も行う)よりも、生徒の話し相手になっていることが多い。

昼休み中、ホントは僕も図書館で本を読んでいたいのだが、さすがにそうもいかず、
クラスで話し相手が少ないと思われる生徒の話を聞いています。
(一方的に話されることが多いので、「話をしている」と言うより「話を聞いている」なのだ)

だから、学校図書館の担当者って、保健室の養護教諭と同じような部分があるかも。
これが、普通の町の図書館とかと異なるところかもしれないなあ。

テーマ:図書館 - ジャンル:本・雑誌

「31歳ガン漂流」

さて、機会があれば、出来るだけ我が図書館の蔵書等を紹介していこうと思います。

**

「31歳ガン漂流」
奥山 貴宏 (著)
ポプラ社
現在までの貸し出し回数:0

入荷したばかりの本なので、まだ貸し出し回数は0。
面白くて、かつ読みやすいので、昼休みや放課後に図書館にいる間に読み切ってしまいました。
僕と同い年の編集者が、ガンを告知され、ガンと戦っていくエッセーです。
ブログだったものが本にまとめられたものです。
ブログでの紹介1冊目の本が、ブログから本になったものを紹介するってのも、いいでしょ。
「ガンと戦う」たって、お涙頂戴でもなければ、感動ものでもありません。
入院しながらも、ガンプラ(ガンダムのプラモ)を作ったり、仕事をしながら、ガンと戦う日常を描いたものなのです。
お涙頂戴になっていないが故に逆に痛々しいとも思ってしまいます。
また僕と同い年というのも、他人事に思えず読んだのでした。
残念ながら、作者は今年の4月に亡くなられています。
それを知りながら読んだせいもあり、悲しい気持ちで読みました。
作者としては、悲しい物語や感動作品にしたくないという意図があった。
しかし、結末を知りながら読んでいるので、僕としては痛々しく悲しい思いを抱きながら読まざるを得ませんでした。
そういった意味では、作者の意図通りはいかなかったのかもしれませんが、僕としては良い本を読ませてもらったと思っています。
生徒にも勧めたい本です。
最後に、奥山さんのご冥福をお祈りします。


テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

図書館に入れる本って、どうやって選ぶ?

新しく入荷する本を選択するという作業は、学校の図書館担当者であれば、必ずやっていることだと思います。
(やっていなければ、本は増えないもんね)

で、その時悩むのが、どんな本を入荷するかってこと。
生徒からのリクエストがあればありがたいが、僕の勤務している学校のような小規模校(全校生徒約200名弱)では、リクエストにも限りがあるわけです。
だとすれば、あとは担当者(つまり僕)の好みになっちゃう。
というわけで、うちの図書館の蔵書(最近のもの)は、「僕の独断と偏見と好みの塊」でもありますが(笑)。


学校の図書館なので、やはり、マンガを大量にいれるってわけにはいかないし、官能小説だってご遠慮願いたい。
また、文学ばっかりって訳にはいかないので、図鑑、経済の本、哲学の本、美術書等、いろんなジャンルを入荷しないといけない。

僕自身、「ちょっと読書好き」程度でしかないので、どんな本が世の中に出回っているのか、よく読まれているのか、あまり把握していない(いなかった)のです。
また、住んでいるところが田舎町のため、町内に本屋は無い。
最寄りの大型書店は隣の隣の町で、車で1時間もかかるため、書店にどんな本が並んでいるのかさえ、よく分からない。
というわけで、僕は「読まれている本」、「売れている本」、「新しい本」等の情報をあまり持っていなかったのです。
それで、最近は新聞の書評なんかをじっくり読むようになりました。
また、ネットで売り上げが多い本なんかもチェックするようになりました。
図書館担当者は、みんなそうなっていくのかな?

まあ、それはさておき、うちの学校の場合は、年3~4回ぐらい新しい本を入荷します。

まずは注文を業者に出すために「注文リスト」を作成します。
で、実際の「注文リスト」の作成方法ですが、生徒や職員からのリクエストで購入可能な物をリストに入れます。
(全集とかは、予算の関係でリクエストに応えられない場合もある)
とりあえず芥川賞、直木賞等、賞のつく物で、ここ最近受賞した作品の本をリストに入れます。
極力、各ジャンルの本を入れたいので、リストの中や蔵書の中で不足しているジャンルの本を僕自身の独断と偏見と好みでリストに入れます。
ちなみにうちの図書館の蔵書は、数学、料理、美術、産業といった分野が不足しています。
自然科学分野の蔵書は古い本が多いし。
なので、それらのジャンルの本を意図的にリストに入れるようにしています。
それから地元にまつわる本もリストに入れます。
地元新聞社が発行した本等は、結構身近な場所が舞台だったりするので、生徒の関心を呼べるかなっと。
あとは僕が生徒に読ませたいと思う本や、僕自身が読みたい本をリストに加えます。

こうやって書くと、「さあ、リストを作るぞ!」と思い立ってからリストを作成しているような印象を受けるかもしれませんが、日々こつこつとリストを作成しています。
新聞の書評で見かけたり、TVで紹介されたり、書店で見かけたり、「これは!」と思う本を、その都度リストに加えています。

予算も限りがあるので、選択した全ての本を入荷する訳にもいかない。
そこで、作成した(し続けている)リストの中から、さらに精選を重ね、「注文リスト」として作成するのです。
「注文リスト」を作成する際には、生徒や職員のリクエストを最優先にします。
と言うのは、リクエストに対しての早いレスポンス(つまり入荷)があれば、リクエストを出した人は図書館に来るようになるし、さらにリクエストを出してくれるようになるから。
僕は図書館の来館者を増加させるために色々思うところがあり、この点に関しては、また後日詳しく書こうと思います。
また、古い名作の本と新しい未知数の本では、新しい未知数の本を「注文リスト」に入れることが多い。
やはり新しい本の方が売れる(生徒が借りる)のよねえ。
ハードカバーと文庫本では、文庫本を「注文リスト」に入れます。
これは単に価格の問題。

こうして色々な関門をくぐり抜けた本が「注文リスト」に記載され、晴れて図書館に入荷されるのでした。
でも、そうして入荷した本が生徒に見向きもされない(結構あるのだ)と悲しい時もあるのです(涙)

テーマ:図書館 - ジャンル:本・雑誌

まずは自己紹介からかな

ブログという物に初チャレンジです。
僕は30代の学校職員で、様々な業務の一つとして、学校図書館も担当しています。

本をよく読むようになったのは、高校生の時。
受験勉強をするために、高校の校内の図書館に通うようになり、その後、受験に失敗(涙)。
今度は町の図書館に通うようになりました。
結果として、その図書館で本に触れる機会が多くなり、「読書」がちょっと好きな少年になりました。

大学時代もそれなりに本は読んでいましたが、
当時は専門書が多かったなあ。
社会人になると一気に本を読む機会が減りました。
多分、多くの人がそうなんでしょうね。
大学卒業後、今の職場(学校)に勤める前、会社員として勤務していた時も、その業界の本ばかりで、
いわゆる「読書」って感じではなく「情報収集」のためにしか本を読んでませんでした。
これも多分、多くの人がそうなんではないでしょうか。

学校に勤務するようになり、たまたま図書館担当となり、今は学校の図書館の蔵書を含め、色々本を読むようになりました。
「読書」の楽しみを再発見している最中です。

このブログでは、学校の蔵書を含めて、
僕の読んだ本の紹介や、
学校図書館での業務について思ったことなどをぼちぼち書き連ねていくつもりです。

なんか駄文の集まりのブログになるような気がしますが、どうぞよろしくお願いします。

テーマ:図書館 - ジャンル:本・雑誌

 | HOME | 

FC2Ad

プロフィール

学校図書館司書?の人

Author:学校図書館司書?の人
「学校の図書館を担当している」と言っても、司書ではない。あくまで校内の仕事の一つとして図書館を担当している職員。だから他にも仕事はいっぱいあるのだ(涙)。


ブログランキングに参加しています。
応援してくれる方は、下のバナーをクリックして下さいね!



楽天ブックストップページ

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。