学校の「図書館の人」のひとりごと

「学校の図書館を担当している」と言っても、司書ではない。あくまで校内の仕事の一つとして図書館を担当している職員のひとりごと。

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捨てること

蔵書の廃棄って、結構面倒です。
そのため、20年間誰も借りていない本も結構、書棚に並んだままになっています。

学校の予算で買ったものだから、勝手な廃棄は本来できないとか。
廃棄するには煩雑な手続きが必要らしいんです。
(雑誌は古くなったやつから捨ててますが・・・)

ところが、最近「公立校の逆襲 いい学校を作る!」って本を読んだところ、東京都杉並区の公立中学校では、廃棄するにあたり、特に規程は無いそうな。
作者の方も、廃棄するための手続きは煩雑なため(帳簿等に記載しなければならない)、私と同様に廃棄に頭を悩ませ、再度、よく東京都(あるいは区)の規程を調査したところ、廃棄するための規程が特に無いことが判明したとのこと。
つまり、学校の裁量で廃棄する本を決めて良いということ。

何でもかんでも本を廃棄しても良いわけではないので、「廃棄するための基準」ってのは必要だと思いますが、「廃棄手続きに関して規程」が無いってのは、「そんなことあるの?」って驚きでした。

ウチの学校も、手続きに関して調べてみようっと。

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「電車男」


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「電車男」
中野 独人(著)
新潮社
現在までの貸し出し回数:6

映画やTVドラマになったおかげで生徒に人気が出ました。
「野ブタ。をプロデュース」もそうでしたが、このパターン多い)
人気が出るだけあって、実際、本としても面白いです。
今風の純恋愛文学ですね。
読みづらい文体ではないのですが、2ちゃんねるの掲示板の記載方式で書かれているせいか、意外に読むのに時間がかかります。

「オタク」からの脱皮を主人公は見事に遂げるわけですが、よくやったもんだなあと感心。
虚構か現実か区別がつかないのですが、虚構なら「よく考えた」もんだし、現実なら「こんなことあるのね」って。

ただ、「エルメス」という女性がマドンナ役なのですが、こんな女性いるのだろうか・・・?
「オタク」故に、女性を美化あるいは理想化し過ぎているような気もします。

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「茶色の朝」


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「茶色の朝」
フランク=パブロフ(著)
ヴィンセント・ギャロ(画)
藤本 一勇、高橋 哲哉(訳)
大月書店

現在までの貸し出し回数:1

生徒はほとんど借りてくれないのですが、薄くて読みやすい(本文はわずか11ページ)ので手には取るようです。
「茶色」以外のものが、少しずつ弾圧されて、目の前からいなくなっていくというお話。
黙っていれば、差別、人権抑圧というものはいずれは自分に向かってくるという、全体主義(ファシズム)への警告の書です。

例えば、この本の中で最初に国内の「茶色」の猫以外の猫が弾圧され、目の前からいなくなります。
そして、それは今度は「茶色」の犬にまで及びます。
主人公は自分の猫や、友人の犬を殺さなければならないことに、違和感を覚えつつも黙殺します。
そのうち、新聞社や本、ラジオ局までも「茶色」以外の物は弾圧されていくようになります。
主人公と友人「茶色」の猫や犬を新たに飼いはじめ、周囲の流れに身を任せているのでトラブルにも巻き込まれず、「茶色も悪くない」と思い込み始めます。
しかし、その内に友人が以前「黒色」の犬を飼っていたというだけで拘束され、その手が自分にも及ぼうとします。
そこで、初めて主人公は気づきます。
「いやだと言うべきだったんだ。
抵抗すべきだったんだ。」
と。
でも、そこでさらに主人公は「政府の動きはすばやかった」、「俺には仕事もある」、「毎日やらなきゃいけないこまごまとしたことも多い」と弁明も同時に考えます。

良い本だと思います。

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来館者数のチェック

久々に「周囲の職員に学校図書館を理解してもらわないと」ということについて。
多くの学校図書館担当者の方がなさっているとは思うのですが、来館者数のカウントです。

昼休みや放課後にどれだけの生徒が学校図書館に訪れたかを、チェックするわけです。

で、1年間分をまとめて(ついでに昨年度分との比較なんかもして)、「図書だより」に、そのデータを掲載するわけです。
数字はウソをつきませんし、説得力を持ちます。
他の職員も「おお、学校図書館って生徒がこんなに利用しているんだ。」って感心してくれること間違いなしです。

ただし、来館者数が少ないと逆効果だけど・・・orz

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司書室が欲しい!

ウチの学校には司書室が無いんです。
いや、正確にはあるんですけど、とある部活動の部室となっています。

学校図書館があまり機能していなかった数年前(僕が赴任するだいぶ前)に、「司書室使っていないなら、部室として使ってしまおう。」と占領してしまった先生がいたんだな。
まあ、当時は実際に学校図書館が機能していなかった(ちゃんと開館していたかどうかも怪しい)ので、彼を責めるわけにもいかないんだけど。
でも、司書室は、やっぱ司書のための部屋なんだよなあ。
司書室に籠もって、コーヒー飲んでサボろうという策略が実現できない!

僕は専任の司書ではないので、司書室に籠もることは出来ないけど、
(他にもいっぱい仕事あるので、やっぱ職員室が居場所)
つーか、未整理の本とか、備品とか置く場所ないんですけど。

やむを得ず、段ボールにまとめて棚の上とか、図書館の隅っこに置いています。
押入の無い部屋って感じなんですわ。
見苦しい・・・。

司書室を返してくれい!

部活動の生徒には罪は無いので、あまり声を大にして言えないのが辛いトコ・・・orz

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「女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様」


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「女子大生会計士の事件簿〈DX.1〉ベンチャーの王子様」
山田 真哉(著)
角川書店
現在までの貸し出し回数:0

先日紹介した「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」で紹介した山田真哉さんの本です。
「さおだけ屋~」より、こっちの「女子大生会計士の事件簿~」の方が先に出版(ハードカバーのものは)されていたようです。
で、現在4巻まで発売されいるシリーズものです。
「さおだけ屋~」があまりに面白かったので、試しに第1巻を入荷してみたばかりです。
で、最初の読者が僕でした。

確かに面白いです。
会計の仕事やビジネスに興味がある人には、大変面白いと思います。
しかし、「さおだけ屋~」にすら興味を抱いてくれなかったウチの生徒には厳しいなあ・・・。
というわけで、ウチの学校図書館では第1巻だけで完結してしまいそうな・・・orz

まあ、それはさておき、今回この本を紹介しようと思ったのは、この本のなかの1つのエピソードでビックラこいた(死語)からなのです。
タイトルにもなっている「ベンチャーの王子様」というエピソードでは、IT関連のベンチャー企業の会計監査を萌(主人公)が依頼されます。
その会社は、「ベンチャーの王子様」と自称するクセのある男性が社長を務めています。
で、実はその会社には萌のかつての同僚が経理部長として勤務しており、その部長は「利益創作会計」をすることに喜びを感じる人物でした。
「利益創作会計」ってのは、萌の言葉を借りれば
「新しい会計基準ができるたびに、その裏をかいた会計手法を考えてクライアントに提案するのよ。<ここの基準のここの盲点をつけば、利益を増やせますよ>ってね。」ってことです。
というわけで、その部長(会社側)と萌の現在の同僚(監査側)が粉飾決済を行うっつーわけなんです。

あ、この話どっかで聞いた・・・。

livedoorのホリエモンが無実かどうか、僕は知りませんが、なんか良く似た話で、さらに僕の読書のタイミングと世の中の動きが一緒だったので、ビックラこいて紹介しちゃいました。
(それが言いたかっただけ)

あ、でも、本当に面白いですよ。ホントに。

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本の無断持ち出し

学校図書館から本が紛失することがあります。
借りっぱなしで生徒が卒業してしまうってこともありますが、それより何より多いのは、無断持ち出し。

「本屋さんの店頭で本を無断で持ち出せば犯罪」という意識はあっても、学校図書館だとそういう意識はないんでしょうか。

「世界の中心で愛を叫ぶ」なんて、2度入荷して、2度無断持ち出しされています。
だから、僕は読んだことがない・・・orz

学校図書館での本の無断持ち出しも立派な犯罪だ!!

(無断持ち出しをされないように、誰か)助けてください!

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「夜のピクニック」


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「夜のピクニック」
恩田 陸(著)
新潮社
現在までの貸し出し回数:1

この本も入荷して間もないので、貸し出し回数が少ないです。
先日紹介した「博士の愛した数式」同様に2005年の本屋大賞で1位となった本です。

書店員(本屋の人)が、売りたい本を投票して順位を決めるっつーもんですが、やっぱ、全国の本屋さんが勧めるだけはあります・・・・・・・・・・・・・・って、おい!
やたらと内容が青臭いじゃねえかよ!

うちの職員が勧めたので入荷した本なのですが、どうもイマイチ。
とある地方の進学校の高校において、伝統行事として1日を通して(夜もぶっ通し)歩き続けるという「歩行祭」って行事があります。
その「歩行祭」で3年生の男女(いろいろ訳あり)が、最後の思い出を残しつつ、青春していくって話ですね。
(かなり乱暴なあらすじ紹介だ・・・)

ちょっと、おじさんには正直しんどい。

勧めたヤツのセンスをうたが・・・って、個人の嗜好だから文句言っちゃダメね・・・orz

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貸し出し本の回収

もうすぐ冬休みの長期貸し出しの返却期限です。

貸し出した本が期日通り回収されないことって結構あります。

些細な工夫ですが、貸し出し時に「返却期日を記載したしおり」をはさむようにしたところ、目に見えて返却率が良くなりました。
まあ、どこの学校図書館でも当たり前にやっていることなんでしょうけど。
(僕はやっていなかったんだわ・・・orz)

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「博士の愛した数式」


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「博士の愛した数式」
小川 洋子(著)
新潮社
現在までの貸し出し回数:1

2004年の本屋大賞で1位となった本です。
書店員(本屋の人)が、売りたい本を投票して順位を決めるっつーもんですが、やっぱ、全国の本屋さんが勧めるだけはあります。

その割に貸し出し回数が少ないんですが、それもそのハズ。
つい最近入荷したばっかりなんだよなあ。

2004年度にも注文したんですが、なぜか品切れのため入荷できず。
高校生の読書感想文の対象作品の一番になったとかで、新潮社より今回の文庫本化に伴い、寄贈されたものです。
映画化も決まり、主演は深津絵理、寺尾聡なんだそうで、恐らく家政婦が深津絵理で、博士が寺尾聡っていう配役でしょう。

事故により80分間しか記憶を維持できなくなった数学の博士と、そこに派遣された家政婦と、その息子との交流が描かれています。
心温まり、ちょっとだけ切なくなる話ですね。

読書感想文を書かせるかどうかは別にして、生徒に勧めたい1冊ですね。

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学校図書館の冬休み

本来、冬休みって蔵書整理とか出来るチャンスなんですよね。

ウチの学校の場合、教室数が少ないので、なんと図書館が普通の授業で利用されちゃってます。
つまり「図書を使った授業するので、学校図書館で」ではなく、単純に「授業をやる場所が無いから学校図書館で」てことなんです。

ということは、普段、授業がある時には、思い切った蔵書整理が出来ないんです。
(授業で生徒が入って来ちゃったりするから)

まあ、あくまで学校図書館担当でしかないので、専任司書と違って図書館だけに時間を割けない。
だから、普段はもちろんのこと、冬休みもなかなか蔵書整理って出来ませんでした。
(怠慢なだけ・・・orz)

というわけで、今日も土曜日(休日)ですが、これより生徒引率出張(しかも宿泊)に行ってきます。

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「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」


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「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」
山田 真哉(著)
光文社
現在までの貸し出し回数:3

この本、入荷したばかりなのに貸し出し回数多いです。
それもそのハズ、面白いですもんねえ。
うちの職員でも読んだ人は、みな「面白かった」って言ってます。

タイトルからして、「さおだけ屋」の分析かと思ったら、これは本の中でとりあげた事象の中の一つに過ぎず、世の中の様々なものを会計学の視点から眺めてみようってな本です。
「会計学の入門書」への入門書ですね。

僕の勤務している学校(高校)は、選択教科として簿記も学べるので、履修している生徒に勧めているのですが、今ひとつ反応が良くない。・・・orz
面白いのになあ・・・。

まあ、生徒より大人が楽しく読める本かもしれません。

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「蛇にピアス」


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「蛇にピアス」
金原 ひとみ(著)
集英社
現在までの貸し出し回数:4回

この本も生徒には人気があります。
でもなあ・・・。
僕は苦手。

グロイし、内容も何が言いたいんだか・・・。
若者が自分の体を改造して云々。
おじさんである僕には理解できずでした。
生徒も図書館で「借りた」子や「読んだ」って子は多いんだけど、「面白かった」と言った子は少なかったなあ。

芥川賞を受賞しているわけですが、芥川賞って新人発掘って意味合いが強いのでしょうが、「面白い」と思える作品は少ないのかなって思ってしまいます。

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図書だより

正月は出かけており、1/6に勤務先の町に戻ってきたのですが、戻ってきてからは仕事の連続で更新できませんでした。
スイマセン。

さて、今回も「周囲の職員に学校図書館を理解してもらわないと」ネタです。
今回は学校図書館のPR方法です。
これについてはいくつかあるのですが、今回は広報紙についてです。
よく学校内で「保健室だより」とかって配られていたのを覚えていませんか?
それの学校図書館版です。
結構、真剣に学校図書館運営しているところでは「図書だより」みたいな名前で発行しているとこ多いです。

先日「生徒に働いてもらう」でも書きましたが、広報紙を発行するにも、やはり生徒に働いてもらう方が僕が楽なのよ学校図書館活性化につながると思います。
で、発行するならやはり毎月発行したいですよね。
そんで記事も、生徒自身に新入荷の本紹介してもらったり。

でも、これが難しい・・・。

毎月やるってのは、学校祭等の行事や、夏休み、冬休みもあって、スケジュール的にしんどい。
さらに記事を書くってことは創造的な仕事ですよね。
各クラスから強制的に選出された図書委員(本好きとは限らない)にやってもらうには、かなりちょっと荷が重い。

そうは言っても、結局無理矢理やらすのですが、出来てきた記事は小学校の「図書だより」並み。
(ちなみに私の勤務先は高校です・・・orz)

そんな「図書だより」ですが、一応、全校生徒や全職員に配布しています。
職員からは「お、図書だよりが出たね」と声をかけられることもなく、
生徒からは「クラスのみんなゴミ箱に捨てちゃっているよ。」との声を聞いたり・・・。

まあ、「発行しないより、発行している方がいいさ。」と自分に言い聞かせて、今日も図書委員をムチ打つわけです。

あ、「周囲の職員に学校図書館を理解してもらわないと」って、これじゃ理解されんな・・・。

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